【講師インタビュー】一人一人に向き合う姿勢は、塾への恩返し
今回は、もともと塾生として受験期を乗り越え、大学1年生から講師として働いているM.Hさんに話を聞いてみました!
M.Hさんは市立千葉高校卒で、現在は早稲田大学商学部の2年生です。
田口塾では日本史と古典を教えてくれています。
講師を始めた理由は?
一番は、自分が田口塾生として受け取ったものを、恩返ししたいなと思ったからです。
私は田口先生やR.Y先輩(高校の部活の先輩であり、田口塾講師)に教えてもらい、非常にお世話になったので、田口塾からもらったものを還元したい、下の代にも渡していきたいと思いました。
R.Y先輩は日本史を教えてくださっていましたが、授業の時に自分が解きたい問題をリクエストするといつも応えてくれて、解説まできっちりしてくれました。
田口先生は英語はもちろん、指定校に落ちた時に背中を押してもらったことも大きいです。最後まで個別に授業を入れて面倒を見てくれました。
このように柔軟に対応してくれる塾だったので、私も生徒一人一人にしっかり向き合って対応したいと思いました。
また、田口塾は自分にとって一番身近に感じられたので、選んだというのもあります。
講師をやっていて良かったこと
生徒からかけてもらえる言葉がやっぱり励みになります。
生徒が第一志望に合格したとき、先生のおかげです!って言ってもらえたりとか、先生大好きです!って言ってもらえたりしました(笑)
今教えている生徒とも、LINEで相談に乗ったり授業前に話を聞いたりしますが、それで「やる気出ました!」と言ってもらえたときはとても嬉しいです。
ちゃんと力になってあげられたんだなって思います。
講師って難しいなと感じたこと
自分では理解していることを、生徒に同じレベルで理解させるのは難しいですね。
あとは、生徒が落ち込んでいる時に、どう言葉をかけたらいいかよく悩みます。相手が欲しい言葉って何だろうとか、「大丈夫」って言って欲しいのか言ってほしくないのかとか、生徒によっても状況によっても違うと思うので、かなり慎重になります。
そういう時は変に口走ったりせず、まずは相手の話をとにかく聞いて、共感するようにしています。それから、これなら言っても大丈夫かなって思ったことを徐々に伝えていき、反応を見るようにしています。
結局、話を聞いてあげるだけでスッキリしたって言ってくれることも多いのですが、未だにベストな接し方は模索しています。
印象に残っている思い出・エピソード
去年、私が講師1年目で日本史を教えた生徒のエピソードが一番印象に残っています。
日本史は高3の4~6月頃から始める生徒がほとんどなのですが、その生徒は部活動がかなり忙しい強豪校だったので、8月から始めることになりました。よって、インプットすべき知識がかなり多い日本史は、多少無茶するくらいのスピードで詰め込むこととなりました。
例えば、日本史のテキスト1巻分は通常1か月~1か月半ほどかけて進めていくのですが、その生徒は2巻分を1か月でやりました。日程的に一番ハードだったのは夏期講習で、通常よりもかなり多くの授業を入れました。朝の9時から2時間のコマを2連続で入れて午後1時まで、というスケジュールを5日間連続でやったときは、お互い眠気と闘いながら頑張りました(笑)
といような感じで、生徒も私も一緒になって苦労しながら進めていきました。
始める前は乏しかった知識も、やりこむにつれてちゃんと増強されていきました。
第一志望の過去問も、解き始めた当初は4割程度しか取れませんでしたが、冬期講習のある時期を境に7〜8割安定して取れるようになりました。
結果、その生徒は第一志望に合格することができました!
本当によかったですし、高校や部活の忙しさから考えるとかなり良いレベルの大学に合格できて、本当にすごかったです。
受験前最後の時に亀戸神社のお守りを買ってきてあげたら喜んでくれたことも思い出です(笑)
高校生の皆さんへ
私は、一番大事なことは「勉強するときは勉強する、遊ぶときは遊ぶ」という”メリハリ”だと思っています。
高1,2の時はなるべく遊んだほうがいいと思います!その中で、毎日単語1個ずつとか、寝る前の5分ずつとかでも、少しずつ積み重ねていく日課を作って勉強していくのがおすすめです。
そして受験勉強を本格的に始める時期になったら、とにかく勉強に集中しましょう。
そうした緩急をつけた高校生活を送ることで、より後悔のない充実した高校生活になるはずです。